佛教大学鷹陵同窓会
会長  寅屋 壽廣
『 支部活動の活性化に向けて 』

6月14日に開催された常務理事会並びに全国支部長・幹事長合同会議の席で、佐藤学長から推挙され新たに会長に就任した寅屋です。どうかよろしくお願い申し上げます。

河田茂美前会長が諸事情により、会長職を辞職されたことに伴い就任に至りましたが、河田前会長、瀧内前々会長の下で副会長をさせていただいておりましたので、同窓会のこれまでの活動を踏襲し、会の発展に寄与していくつもりです。ご指導ご支援のほどよろしくお願いいたします。

さて、鷹陵同窓会は、昭和32年に第一期生の有志により立ち上げられた歴史ある同窓会です。日本国内に51支部を置き、会員総数も令和7年5月1日現在で23,277名を擁しています。各支部では在学生との交流も図り、総会や研修会、講演会を開催するなど会員同士の交流を積極的に実施してきています。支部によっては前年度に実施した行事の報告や、今後開催予定の行事などを掲載した「支部だより」を発行し、卒業生に向けて同窓会活動への参加を呼びかけているところもあります。

通信教育での卒業率は約15%程度であり、家族の理解や応援の下で孤独な学習環境を克服し、無事卒業され資格を取得した人たちがほとんどです。学部学科の異なる課程を卒業された人たちが集い、これまでの苦労話や自分の現在置かれている状況などについて語り合うことで、多くの学びが得られるのが同窓会の集まりの場であると思っています。

ただ残念なことは卒業生の人数が年々減少しているため、新たな会員の増加が望めず、同窓会活動への参加者の減少が生じています。このため、支部役員の高齢化と支部活動の後継者不足が主な原因となり、現在、7支部が休会中となっています。終身会費を納めたのにも関わらず参加できる支部が存在しないということは大きな問題だと考えます。

このため、各支部の活動の活性化を図ることが必要です。各支部でどのような取り組みが行われているのか、各支部が抱えている課題は何なのか、それを解消するためにできることは何なのかなどについて意見交換をし、同窓会の果たすべき役割について考えていくことにしていますので、アンケート調査を実施した際には、積極的なご協力をいただけますようよろしくお願い申し上げます。

令和7年7月