佛教大学 学長

佐藤和順

佛教大学鷹陵同窓会の皆様へ

 鷹陵同窓会の皆様には、日頃より佛教大学の発展に対し、温かいご理解とご支援を賜っておりますことに、学長として心より御礼申しあげます。

 佛教大学の通信教育課程は、「学びたい」という志を持つ多くの人々に学習の機会を提供する教育機関として長い歴史を重ねてまいりました。仕事や家庭、地域社会での役割を担いながら学び続けることは決して容易なことではありません。そのような中で学修を成し遂げられた卒業生の皆様の努力と志は、本学の大きな誇りであり、通信教育課程の価値を象徴するものでもあります。

 現代社会では、急速な社会の変化に伴い、人生の様々な段階で新たな知識や学びが求められる時代となっています。通信教育課程は、年齢や職業、生活環境にかかわらず学び続けることを可能にする教育機関として、生涯学習を支える重要な役割を担っています。本学の通信教育課程で学ばれた皆様が、それぞれの地域や職場において社会を支える存在として活躍されていることは、大学にとって何よりの喜びです。

 本学では更なる通信教育課程の推進のために教育・研究環境の充実にも取り組んでいます。その象徴の一つが二条キャンパスの整備です。本年9月からは、二条キャンパス2号館の本格的運用が始まります。社会福学部及び大学院社会福祉学研究科が紫野キャンパスより移転いたします。二条キャンパスでは看護学部、保健医療技術学部、社会福祉学部などが連携し、医療・健康・福祉分野の教育研究拠点としての役割を担うことになります。地域社会や医療機関、福祉施設と連携しながら、人々の命と暮らしを支える専門職人材を育成する新たな教育の拠点として発展していくことが期待されています。

 佛教大学が大切にしている理念の一つに「智慧」と「慈悲」があります。「智慧」とは物事の本質を理解し正しく判断する力であり、「慈悲」とは他者を思いやり人と共に生きる心です。本学で学ばれた卒業生の皆様は、それぞれの生活や仕事の場においてこの精神を実践され、社会の中で大切な役割を果たしておられることと思います。

 同窓会は、学びを終えた後も母校とのつながりを保ち続ける大切な場です。鷹陵同窓会の活動を通して卒業生同士の交流が深まり、そのつながりが地域や世代を越えて広がっていくことは、本学にとっても大きな喜びであります。

 佛教大学はこれからも建学の精神を礎としながら、社会の変化に応える教育を進め、生涯にわたる学びを支える大学として歩み続けてまいります。

 鷹陵同窓会の皆様には、今後とも佛教大学通信教育課程への変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申しあげますとともに、皆様のますますのご健勝とご活躍を心より祈念し、ご挨拶といたします。

佛教大学学長 佐藤和順