佛教大学同窓会会長 伊山 喜二
(昭和48年3月社会学部社会福祉学科卒業)
「新たな可能性、職域同窓会へ!」
暑さが続く毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今年は55年ぶりに大阪・関西万博が開催され、足をお運びになった方もおられるでしょう。思い起こせば、初めて大阪万博が開かれたのは1970年。日本は高度経済成長の真っ只中であり、当時私は佛教大学の学生でした。万博のテーマは、「人類の進歩と調和」でした。新しい時代の幕開けに、若かりし頃の私も夢を描いていたことを懐かしく思い出します。
そして、2025年のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。大阪府のホームページでは、「人間一人一人が、自らの望む生き方を考え、それぞれの可能性を最大限に発揮できるようにするとともに、こうした生き方を支える持続可能な社会を、国際社会が共創していくことを推し進めるもの」と意味合いが紹介されています。私たち佛教大学同窓会も未来に向けて、一人一人が可能性を最大限に発揮し、新たに同窓会の在り方をデザインしていきたいと願っております。 本学の同窓生は各分野において専門職として活躍されている方が多数おられます。専門職の仕事は同じ課題や悩みを抱えているため、大学を卒業してからも情報交換して切磋琢磨されている特色がみられます。そこで、職域でつながれる組織作りができるように、教育関係職の方を対象に『同窓のつどい 教育関係者交流会』を今年1月に開催いたしました。第一部の講演会では、文部科学省教育課程企画室長をお招きし、「今後の教育課程、学習指導及び学習評価等の在り方」などについて、どのような認識の下、問題意識で今後、見直しの検討がなされていくのかをお話しいただきました。第二部の懇親会では、懐かしい教育学部の先生方や参加者の皆さまで現況報告や情報交換をされ、交流を深めていただきとても有意義なイベントが実施できました。今後もこうした「職域同窓会」を広げていきたいと考えております。 同窓会は、卒業生同士の絆を深め、母校とのつながりを強化する重要な役割を担っています。これからもその絆を大切に、佛教大学同窓生の一員として、お一人お一人が共に歩んでいただけることを心よりお願い申し上げます。
