2022年2月1日 / 最終更新日 : 2022年8月4日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和4年2月 雪のうちに 仏の御名を 称ふれば つもれるつみぞ やがてきえぬる 法然上人『勅修御伝』 「雪が降ると静かに感じる」と言われることが多いようです。雪は雨とは違い、はげしく降っても音がしません。気がつかないうちに、一面の […]
2022年1月1日 / 最終更新日 : 2022年8月4日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和4年1月 天下和順てんげわじゅん 『無量寿経』 今月のことば「天下和順」は、『無量寿経』の最後部分に出てくるもので、「天下和順てんげわじゅん 日月淸明にちがつしょうみょう 風雨以時ふうういじ 災厲不起さいれいふき 國豊民安こく […]
2021年12月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和3年12月 衆生仏を礼すれば 仏これを見給う 法然上人『勅修御伝』 「人々が仏さまを拝めば、仏さまはその姿をご競になる」と。もちろん、拝んでいない姿も含め、仏さまはこの私の言動や思いをすべてお見通し。それは、無条件の優しい見守り […]
2021年11月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和3年11月 阿弥陀仏に そむる心の 色にいでば 秋の梢の たぐひならまし 法然上人『勅修御伝』 このお歌は、法然上人の伝記『勅修御伝』に、秋のお歌として載せられています。現代語に訳したら「(念仏を称える人の)心が阿弥陀仏に染まっ […]
2021年10月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和3年10月 かりそめの 色のゆかりの恋にだに あふには身をも をしみやはする 法然上人『勅修御伝』 この御歌を単純に解釈すれば、「虚構ともいえる男女の色恋でさえ、わが身を捨てて没頭することもあるだろう」という意味になる。しかしそ […]
2021年9月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和3年9月 池の水 人の心に似たりけり 濁り澄むこと定めなければ 法然上人『勅修御伝』 この歌は、法然上人が私たちの心について詠まれたものです。私たちの心は、池の水に似ていて、濁ったり澄んだりと落ち着かない様子であることを言い表 […]
2021年8月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和3年8月 こころでみなくちゃ ものごとはよく見えないってことさ かんじんなことは 目に見えないんだよ サン=テグジュペリ『星の王子さま』 サン=テグジュペリ作 Le Petit Prince(星の王子さま)の中の言葉です。今回改 […]
2021年7月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和3年7月 ああ全くたれがかしこく たれが賢くないかはわかりません ただどこまでも十力じゅうりきの作用は不思議です 宮澤賢治『虔十公園林』 これは、「虔十けんじゅう公園林」という宮澤賢治の短編童話の後半、田舎の村で育ち今はアメ リ […]
2021年6月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和3年6月 ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず 鴨長明『方丈記』 鴨長明は下賀茂神社の社家に生まれるが、兄弟との後継争いに敗れ 、後年五十歳で出家する。草庵を伏見区醍醐に構えて閑居生活を送った 。 この人口に膾炙し […]
2021年5月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和3年5月 歯が抜けて 初めて噛みしめる 親の恩 詠み人知らず 親孝行に関しては「してもしつくすことがないのが親孝行である」「親孝行、 したい時に親はなし」などと言われます。このことは親孝行に限ったことではありません。 私たちは […]