2018年12月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年12月 生有る者は、皆、前生の 父母なり 『今昔物語集』 仏教の戒の一つに「不殺生戒」があります。文字通り「生き物を殺すな」という戒めです。そして「なぜ生き物を殺してはならないのか」という理由の一つに「その生き物は、前世 […]
2018年11月3日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年11月 善を以て悪を攻める 『無量寿経』巻下 『無量寿経』の下巻には、五悪段といって、現世を生きる我々人間が、殺生・偸盗・邪淫・妄語・飲酒といった五つの悪を犯し、その悪によって如何にこの世で苦しみ、さらには次の世でも苦し […]
2018年10月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年10月 徳のある人の香りは 風に逆らっても進み行く 『法句経』 ダンマパダ(『法句経』)54に「花の香りは風に逆らっては進んで行かない。栴檀もタガラの花もジャスミンもみなそうである。 しかし徳のある人々の香りは、風に逆ら […]
2018年9月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年9月 一葉目を蔽えば泰山を見ず。 両豆耳を塞げば雷霆を聞かず。 『?冠子』 泰山は中国の霊山のひとつ。そのような大きな山であっても、 一枚の木の葉が目の前にあるだけで見えなくなり、耳をつんざく雷鳴であっても、小さな豆 […]
2018年7月31日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年8月 つとめ励むのは 不死の境地である 『法句経』 ダンマパダ二十一に説かれ、「怠りなまけるのは死の境地である」 と続いている。原文はamatapadamで、『法句経』には、「甘露道」と訳されている。甘露は涅槃(さとり […]
2018年6月30日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年7月 わたくしはわたくしの杯で 戴きます 『杯』 森?外 森?外の短編小説『杯』の一節で、頁数にすると、八頁ほどの短編です。あらすじは、つぎのとおりです。 十二歳ほどの七人の少女が、大きな銀の杯を持ち、泉の水を飲みに […]
2018年5月31日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年6月 そこにいる、その人自身を 見つめること。 それが「ほんとうの愛」の第一歩 『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』 寮美千子編(新潮文庫) 寮は、童話作家・小説家・詩人、そして奈良少年刑務所の子ども […]
2018年4月30日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年5月 「我れほどの念仏者、 よもあらじ」 と思う、僻事なり 「つねに仰せられける御詞」法然上人 「『私ほどの念仏者は、いくらなんでも存在しないだろう』と思うことは、間違いだ」という法然上人のお言葉です。真面目に取り組む、 […]
2018年3月30日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年4月 すべてのことは 心に寄りそう 『法句経』 有名な『法句経』 (ダンマパダ)の冒頭に説かれている教えです。「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行なったりするならば、 […]
2018年2月28日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年3月 年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 劉廷芝「代悲白頭翁」 「年年歳歳、花あい似たり、歳歳年年、人同じからず」と読みます。「春になれば、毎年同じように花は咲くけれども、その花を見ている人は、毎年変わっていて同じではない」 […]