2018年10月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年10月 徳のある人の香りは 風に逆らっても進み行く 『法句経』 ダンマパダ(『法句経』)54に「花の香りは風に逆らっては進んで行かない。栴檀もタガラの花もジャスミンもみなそうである。 しかし徳のある人々の香りは、風に逆ら […]
2018年9月1日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年9月 一葉目を蔽えば泰山を見ず。 両豆耳を塞げば雷霆を聞かず。 『?冠子』 泰山は中国の霊山のひとつ。そのような大きな山であっても、 一枚の木の葉が目の前にあるだけで見えなくなり、耳をつんざく雷鳴であっても、小さな豆 […]
2018年7月31日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年8月 つとめ励むのは 不死の境地である 『法句経』 ダンマパダ二十一に説かれ、「怠りなまけるのは死の境地である」 と続いている。原文はamatapadamで、『法句経』には、「甘露道」と訳されている。甘露は涅槃(さとり […]
2018年6月30日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年7月 わたくしはわたくしの杯で 戴きます 『杯』 森?外 森?外の短編小説『杯』の一節で、頁数にすると、八頁ほどの短編です。あらすじは、つぎのとおりです。 十二歳ほどの七人の少女が、大きな銀の杯を持ち、泉の水を飲みに […]
2018年5月31日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年6月 そこにいる、その人自身を 見つめること。 それが「ほんとうの愛」の第一歩 『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』 寮美千子編(新潮文庫) 寮は、童話作家・小説家・詩人、そして奈良少年刑務所の子ども […]
2018年4月30日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年5月 「我れほどの念仏者、 よもあらじ」 と思う、僻事なり 「つねに仰せられける御詞」法然上人 「『私ほどの念仏者は、いくらなんでも存在しないだろう』と思うことは、間違いだ」という法然上人のお言葉です。真面目に取り組む、 […]
2018年3月30日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年4月 すべてのことは 心に寄りそう 『法句経』 有名な『法句経』 (ダンマパダ)の冒頭に説かれている教えです。「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行なったりするならば、 […]
2018年2月28日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年3月 年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 劉廷芝「代悲白頭翁」 「年年歳歳、花あい似たり、歳歳年年、人同じからず」と読みます。「春になれば、毎年同じように花は咲くけれども、その花を見ている人は、毎年変わっていて同じではない」 […]
2018年2月1日 / 最終更新日 : 2018年2月1日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年2月 励まないで果報を望む者よ 汝は自滅の道をたどる シャーンティデーヴァ『入菩提行論』 水の研究家小島貞男氏によれば、「川は自然に流れていれば浄化作用を発揮する。汚れた川の水も二〇キロメートルくらい流れれば、き […]
2018年1月6日 / 最終更新日 : 2022年3月21日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 平成30年1月 わたし達は他者から生産的であると認められたときだけ生きる権利があるというのか フォン・ガーレン司教の説教 中国明末の書『菜根譚』第七〇条(今井宇三郎訳注、岩波文庫、 一九七五、参照)には、「幸福」と「災禍」に対する心 […]