2022年12月1日 / 最終更新日 : 2022年11月28日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和4年12月 いづくにもにもあれ しばし旅立ちたるこそ 目さむる心地すれ 兼好法師『徒然草』 鎌倉時代末期に兼好法師が記した『徒然草』 の第十五段冒頭の一文 で、「どこであれ、しばらく旅をするのは、目が覚めるような新鮮な気持ちが […]
2022年11月1日 / 最終更新日 : 2022年10月30日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和4年11月 我が知らざることには 必ず疑心を起こすことなり 法然上人『敕修御伝』 あるとき法然 上人は、後に天台座主となる顕真という僧侶に、「どうすれば苦しみの世界から抜け出せるか」という質問を受けました。法然上人 は「成 […]
2022年10月1日 / 最終更新日 : 2022年9月30日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和4年10月 明らかな智慧によって生きることが 最上の生活てある 『ブッダ 悪魔との対話』第Ⅹ篇第十ニ節 神からの質問「どのように生きることを、最上の生活と言うのか?」に、釈尊か返した言葉。自分なら、何と答えるでしようか。”な […]
2022年9月1日 / 最終更新日 : 2022年8月31日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和4年9月 明日も有とおもふ心にはかられて 今日も空しく暮らしつる哉 俊憲『新勅撰和歌集』 「本当は確かなものではない明日という日を、つい確かなものだと勘違いし、これは明日にしようなどと先延ばしにして、今日という日を何となく […]
2022年8月1日 / 最終更新日 : 2022年8月8日 佛教大学同窓会コンテンツ管理者 令和4年8月 一丈の堀を越えんと思わん人は 一丈五尺を越えんと励むべし 法然上人『敕修御伝』 一丈(約3メートル)の堀を飛び越えようと思う人は、一丈五尺(約4・ 5メートル)を飛び越えようと努力しなければならない、という法然上 […]
2022年7月1日 / 最終更新日 : 2022年8月8日 佛教大学同窓会事務局 令和4年7月 心を修めたならば 安楽をもたらす 『ダンマパダ』No.35 ブッダは、人間の心の中には「無明むみょう」という貪欲とんよく(むさほり執着すること)・瞋恚しんに(気まま次第に怒ること)・愚痴ぐち(ものの道理が解らない) […]
2022年6月1日 / 最終更新日 : 2022年8月4日 佛教大学同窓会事務局 令和4年6月 雨の日も必要な時がある 人は順風満帆で充実した人生を望む。 しかし、そのように生を全うできる人は いない。人は必す失敗する。それにもかかわらず幸せだと感じる人と不幸だと感じる人がいる。なぜなのだろう。それはおそらく「雨 […]
2022年5月1日 / 最終更新日 : 2022年8月4日 佛教大学同窓会事務局 令和4年5月 怒りを断ったならば、 ひとは安らかに寝る 『ブッダ悪魔との対話』第VII篇第一章第一節 仏法僧を深く信じ、心を清らかに澄ましている妻。頻繁に、夫の前で「礼を尽くすべき人、真理の教え、修行僧の集まりに礼を尽くします」と […]
2022年4月1日 / 最終更新日 : 2022年8月4日 佛教大学同窓会事務局 令和4年4月 世の中の常識は疑え 田原総一朗『朝日新聞』二〇一〇年三月二十八日付朝刊 このタブーに切り込むジャーナリストは、かつて軍国少年だったという。しかし、国民学校5年で敗戦を迎えると、目の前で社会の価値観が大きく転換「お国の […]
2022年3月1日 / 最終更新日 : 2022年8月4日 佛教大学同窓会事務局 令和4年3月 うまれては まづ思ひでんふるさとに契りし友の ふかきまことを法然上人『勅修御伝』 「私が浄土に往生したならば、まずは思い出すことであろうよ。故郷である娑婆しゃば世界で、共に極楽浄上に参ろうと約束した同行どうぎょうの深 […]